消防隊員がネパールで救助活動

(2015年5月13日)

写真を拡大
写真を拡大

5月9日まで国際緊急援助隊に参加

 4月25日にネパールで発生した大地震災害の救助、救援活動のため、消防庁が派遣した国際消防救助隊に高崎市等広域消防局北署の平崎さん(40)が選ばれ、4月26日から5月9日まで、カトマンズなどで捜索救助活動を行った。
 国際消防救助隊は、警察庁の国際警察緊急援助隊などとともに、「国際緊急援助隊」の救助チームを構成し、各都道府県の国際消防救助隊登録消防本部の救助隊員で編成される。
 今回の国際消防救助隊は17人で、消防庁、東京消防庁、さいたま市、浜松市、川越地区、秋田市、富山市とともに高崎市等広域消防局から平崎さんが参加した。今回、日本からネパールに派遣された国際緊急援助隊は、国際消防救助隊17人のほか、警察、医療機関、JICAなど70人となった。
 大地震発生後の混乱により飛行機が現地空港に着陸できないなど、予定の変更もあったという。困難の中で、家屋の倒壊の多い都市部を中心に救助活動を行った。
 高崎市等広域消防局から海外救助に派遣されるのは今回が初めてで、群馬県内の消防隊としても初。平崎さんは「今回の経験をこれからの消防活動に役だてていきたい」と話している。