スマートIC緩衝緑地広場が完成
(2015年5月10日)
地域イベントがにぎわう
高崎玉村スマートICと高崎スマートIC産業団地の造成に伴い、地域から要望を受けて高崎市が進めていた「高崎玉村スマートIC緩衝緑地施設(広場)」がこのほど上滝町に完成し、9日に開園式が行われた。
この施設は、高崎玉村スマートIC直近の西側の面積約3400㎡で、同スマートICに出入りする車両の騒音防止を目的に樹木帯として計画されていたが、インターに設置された防音壁が予想以上の効果を上げ、騒音が抑えられたことで、多目的に使える緑地広場に変更され、地元滝川地区の憩いの場として活用されることになった。
滝川地区では「昭和48年に関越自動車道に着工したが、これまで地域の発展に直接結びつかなかった。高崎玉村スマートICと産業団地により、滝川地区が大きく発展することになった。地元としても開発に協力するとともに、住環境の整備、通学路の安全と広場の設置を高崎市に要望し実現できた。この広場を活用し地域の絆を深めていきたい」と、完成を喜んでいる。
富岡市長は「スマートICと産業団地の造成のために地元の皆さんに協力をいただいている。少しでも地元に役立つことができないかと考え広場が完成した。産業団地は高崎最大のビジネス拠点になり、景観を大切にしながら美しい産業団地にしていきたいと考えている」と地元への謝意を述べた。地元の田中治男市議は「今まで開発が遅れていたが高崎の玄関口となり、滝川地区が大きく変わろうとしているが、地域の良さを残していきたい」とあいさつした。またNEXCO東日本高崎管理事務所の能登谷所長は、昨年2月、大雪の直後に高崎玉村スマートICが開通したことに触れ、スマートIC周辺の雪かきに地域の協力があったことに「地域の皆様の協力で開通できた」と感謝し、同スマートICの利用台数が一日に6千台に達していることから「東日本管内で最も利用の多いスマートICになるだろう」と話した。
9日は、この緑地広場の完成を祝って露店や大道芸が出店する記念イベントが行われ、大勢の地域住民が訪れてにぎわった。