世界をポップに!! ポップアートinアメリカ

(2015年4月27日)

写真を拡大「COLOR ME POP」来館者が5枚の折り紙を自由に貼って、ポップアート作りに参加できる。
写真を拡大横野健一さんの版木
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高崎市美術館(八島町)

 日本でも人気のあるポップアート。昨年2月に東京の「森美術館」で開催されたポップアートの旗手アンディ・ウォーホール展も大盛況だった。今回、そんなポップアート・アーティストの作品を高崎市美術館でたっぷりと堪能出来る。アンディ・ウォーホール、ロイ・リクテンスタイン、ジャスパー・ジョーンズ、デイヴィット・ホックニー…らの作品が並ぶ見ごたえある企画展。
 ポップアートのポップは、ポピュラー(大衆的な)という言葉に由来している。1950年台にイギリスで誕生し、60年代のアメリカで大きく花開いた。大量消費社会を背景に生まれた大衆文化として、軽やかに(popに)はじけた。マンガや商業広告のイメージを作品に取り込み、芸術の世界を親しみやすいものへと変えた。

 26日には、町田市立国際版画美術館(2万点を超える世界の版画作品を収集)の学芸員によるギャラリートークに多くの市民が来館し、作品を前に版画の楽しみ方を聞いた。デイヴィット・ホックニーの作品の前では「一見クレパスで描いたようにも見えるが、色の数から見て30枚を超える版が必要な作品。大きな作品なので何度も重ね刷りをしたことを考えると、とても大変な作業の繰り返し」と説明した。また、アンディ・ウォーホールのJFケネディの妻、ジャクリーンの写真を作品にしたものは、「ジャクリーンの笑顔と、ケネディ亡き後の悲しみの表情を対比させている」などと紹介した。
 また、旧井上房一郎邸では、横野健一の「版木」を特別展示。古い建物と現代アートがマッチし心地よい雰囲気の展示となっている。5月17日(日)には横野健一本人によるアーティストトークが開催される。






■関連事業
・横野健一によるアーティストトーク(予約不要・要観覧料)
5月17日(日)午後2:30~
・学芸員によるギャラリートーク
5月17日(日)、31日(日)、6月13日(土) 午後2時~(予約不要・要観覧料)



高崎市美術館
高崎市八島町110-27
電話 027-324-6125
http://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2015032100015/
観覧料:一般300円、大高生(200円)
開館時間:午前10時~午後6時、金曜日のみ午後8時まで(入館は30分前まで)
*毎週月曜日休館、5月4日(月)は開館、5月7日(木)は休館