市長選・市議選の火ぶた切る

(2015年4月19日)

写真を拡大

富岡氏の得票数が注目点/熾烈な市議選

 高崎市長選挙、市議会議員選挙が19日に告示され、26日の投票日に向かって選挙戦が始まった。
 高崎市長選挙には、新人の藤巻昭氏と現職の富岡賢治氏が立候補した。
 高崎市議会議員選挙は定数38を50人が争う熾烈な選挙戦となった。前回の選挙は、合併により吉井選挙区が設けられたが、今回から全市が一つの選挙区となる。
 市長選では、現職の富岡氏が2期目をめざし問屋町で5千人の支持者を集める決起大会を19日夕に行った。富岡氏は、ビジネスや子育て、医療など4年間の実績を述べ、50万都市と同じ活力を持った「新しい高崎」の政策ビジョンを述べ、支援を訴えた。富岡選対は、圧倒的な勝利をめざし、票固めと支援の拡大を支持者と誓った。富岡氏は、市内全域に後援会を組織して基盤を築き、産業界からも大きな支援を受けているとともに、自民、公明、連合に加え共産の支持を得た。 藤巻氏は、女性の社会進出、少子高齢化の人口減対策、ごみリサイクルで17億円の収益、市民が高崎市を考え自分・生活を変えていくことなどを政策として訴えた。
 市議会議員選挙は、現職33人、元職2人、新人15人が届け出た。地域別では、倉渕地域が1人、箕郷地域が2人、群馬地域が4人、新町地域が2人、榛名地域が3人、吉井地域が2人でいずれも現職、高崎地域は現職19人、元職2人、新人15人の36人となっている。
 前回の選挙では当選ラインは2千5百票台だった。告示前から激戦が予想された片岡・寺尾地区では6人、中心市街地近接地に4人が立候補するなど、高崎地域では、これまでの勢力図では読めない選挙となっている。現職しか立候補していない支所地域は、安泰という見方もあるが、激戦に埋没すると票が流れると危惧する声もある。
 注目されるのが投票率。激戦下での票固めや新人候補によるすそ野の広がりが生まれれば、投票率にも動きが見込めそうだ。

立候補者は次の通り。敬称略。届出順。

【市長選立候補者】
1)藤巻昭(無所属・新)
2)富岡賢治(無所属・現)

【高崎市議会議員選挙】
1)根岸赳夫(無所属・現)
2)柄沢高男(無所属・現)
3)小野聡子(公明党・新)
4)時田裕之(無所属・現)
5)大河原宗平(無所属・新)
6)依田好明(日本共産党・現)
7)渡邉豊(無所属・新)
8)中島輝男(無所属・新)
9)後藤彰(無所属・新)
10)丸山覚(公明党・現)
11)林恒徳(無所属・現)
12)丸山和久(無所属・現)
13)中村ひろみ(無所属・新)
14)星野まりこ(無所属・新)
15)石黒純(無所属・新)
16)青柳隆(無所属・現)
17)柴田正夫(無所属・現)
18)後閑賢二(無所属・現)
19)逆瀬川義久(公明党・現)
20)小野里桂(無所属・現)
21)寺口優(無所属・現)
22)松本賢一(無所属・現)
23)田角悦恭(無所属・現)
24)三島久美子(無所属・現)
25)堀口順(無所属・現)
26)新保克佳(公明党・現)
27)田村理(日本共産党・新)
28)飯塚俊彦(無所属・元)
29)岩田寿(無所属・現)
30)石川徹(無所属・現)
31)櫻井裕一(無所属・新)
32)田中治男(無所属・現)
33)伊藤敦博(日本共産党・新)
34)松本基志(無所属・元)
35)片貝喜一郎(無所属・現)
36)追川徳信(無所属・現)
37)白石隆夫(無所属・現)
38)飯塚邦広(無所属・現)
39)石原康弘(無所属・新)
40)柴田和正(無所属・現)
41)木村純章(無所属・現)
42)木暮孝夫(公明党・現)
43)北嶋菊好(無所属・新)
44)清水明夫(無所属・新)
45)大竹隆一(無所属・現)
46)長壁真樹(無所属・現)
47)田島圭次郎(無所属・新)
48)後閑太一(無所属・現)
49)渡邊幹治(無所属・現)
50)高橋美奈雄(無所属・現)