烏川緑地に展望レストハウスなど盛り込む

(2015年3月31日)

写真を拡大展望レストハウス
写真を拡大階段護岸

「かわまちづくり計画」がレベルアップ

 国土交通省は、3月30日付けで、高崎市の「高松地区かわまちづくり」計画の変更を承認したことを発表した。
 高崎市では、平成21年5月に国土交通省の計画認定を受け、まちなかと烏川緑地の回遊性高め、にぎわいのある都市空間として活用していくため、事業を行ってきた。
 高崎市の「高崎市緑の基本計画」では、「烏川・碓氷川の回廊づくり」や「河川を生かした緑の整備」が位置付けられ、左岸の烏川緑地に身近な水辺空間を楽しむ散策路や広場が整備された。
 かわまちづくり計画では、和田橋から聖石橋まで、歩道を整備するほか、子どもたち魚の観察をする水辺や、オープンカフェを開くイベントスペースなどが考えられており、かつて烏川にボート乗り場があったことから、ボート遊びも盛り込まれていた。
 高崎公園と烏川緑地をつなぐ桜観音橋が29日にオープンしたことで、今後の烏川緑地の活用に大きな期待が寄せられている。また烏川緑地右岸では、サッカー、野球のグラウンド拡張整備が進んでいる。
 今回の計画では、国土交通省が管理用通路と親水護岸や階段護岸の整備、高崎市が公園と展望レストハウスや緑道等の整備を行い、右岸と左岸の烏川緑地を新たに結びつけ、大きな回遊ルートで烏川のポテンシャルを最大限に活かした水辺利用を推進していく。今回の計画、見直しにより計画期間が平成31年度までとされた。