選手に「元気をもらった」/センバツ観戦

(2015年3月30日)

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祈り届かず。「夏もがんばってほしい」

 センバツ甲子園に出場している高崎健康福祉大学高崎高校を応援しようと、高崎市役所1階市民ロビーの大型画面で観戦するパブリックビューイングが行われ、1回戦に続き、28日の2回戦、29日の3回戦も大勢の市民が集まった。
 ベスト4進出をかけた29日の準々決勝、東海大四高(北海道)との試合では、1点を争う攻防を、固唾を飲んで見守った。市役所大型モニターの横には1回戦の25日から、健大高崎の健闘を願って千羽鶴が飾られていた。
 千羽鶴を折って健大高崎を応援してきた外山千代美さんは、東海大四高との試合を一番前の席で応援した。9回裏、1点を追う健大の攻撃では、1死1塁からチャンスを広げてほしいと祈るような気持だった。市役所ロビーの応援が無念の声に変わって試合が終了した。外山さんは「試合が続いて疲れもあったのでしょう」と残念そうな表情を浮かべた。
 外山さんは、第87回センバツと同じ87歳。モニター横に飾った千羽鶴は1週間ほどで折り上げたそうだ。健大高崎野球部にもユニフォームカラーの白と青の千羽鶴を贈ったそうだ。「孫を応援するような気持ちでした。この歳になって野球に夢中になれ、選手に元気をもらえた。夏も千羽鶴を折って応援したい」と健大高崎の活躍に思いを寄せていた。