市議会閉会し選挙戦本格化へ
(2015年3月19日)
高崎市議会で勇退議員があいさつ
高崎市議会3月定例会最終日の19日、今期をもって勇退する議員があいさつした。
清塚直美議員(共産党)、橳島道雄議員(新風会)、高井俊一郎議員(新風会)、高橋美幸議員(公明党)、竹本誠議員(共産党)が勇退あいさつを行い、高崎市政について討論を重ねた市議会議場に別れを告げた。
市議会3月定例会が閉会し、高崎市長選・市議選の告示まで1カ月、いよいよ本格的な選挙戦に突入する。13日に行われた高崎市長選挙、高崎市議会選挙の立候補予定者説明会は、高崎市長選は2陣営、高崎市議会議員選(定数38)は51陣営が出席している。
市議選は、現職33人、元職2人、新人16人が出馬すると見られ、大激戦の様相となっている。昨年暮れから年明けには前哨戦が始まっており、組織固め、地盤固めがはかられ、新人候補は名前の浸透にも力を入れている。3月に入り、朝夕の通勤時間などでは辻立ちの街頭演説が目立つようになった。
同一地域で有力候補がしのぎを削るのが今回の選挙戦の注目点となっている。現職の地盤と元職の地盤が交錯し、攻め込んだ新人が陣を広げている。勢力図が大きく書き変わるのは必至と見られており、各陣営とも基礎票の獲得が焦眉の急だ。
次期4年間の任期中には、新体育館と高崎文化芸術センターが完成し、高崎玉村スマートIC周辺整備も大きく進行するなど、高崎の歴史的な転換点となる。産業経済の発展や市民生活に直結した喫緊の課題解決も重要な政策となる。高崎の将来にとって、4月の市長選、市議選の持つ意味は極めて大きく、明治39年の高崎市是に匹敵するような政策が論議されるべきだ。