ガイド養成講座に11名が参加 高崎観光ガイドの会
(2015年3月13日)
高崎の歴史・文化を伝えて23年
高崎の歴史・文化・風習を多くの市民や観光客に紹介し、広く高崎をアピールすることを目的に平成3年に設立したボランティア組織、高崎観光ガイドの会。3月13日(金)、ガイド養成講座が高崎市中央公民館で開催され、新たにガイドを目指す11名が参加、午前は座学、午後はまちなかの名所スポットを回って先輩ガイドの手ほどきを受けた。
ガイドの心構え
同会は、歴史・文化・自然など多岐にわたる市内の観光コースを15コース案内する。ガイドの条件は、知識・時間・健康の3本柱。「ガイドは時間管理が大事。一史跡を5W1Hの6つの事柄で3分間で説明すること」「歴史は諸説ある場合がある。基本の歴史をしっかり押さえること」「オリンピック開催もあり、外国人向けに英会話グループとの交流も図りたい」など心構えが話された。また、本町で158年続く老舗の茶屋、水村園社長・小見勝栄さんの特別講演「高崎本町今昔」では、本町が高崎城下の交通の要衝として役割を担った歴史などについて語られた。
まだまだ知られていない高崎の歴史
午後は、国登録有形文化財の水村園の煉瓦造り倉庫、狩野探雲の天井絵や徳川忠長自刃の間のある長松寺、高崎の地名発祥のいわれを持つとされる恵徳寺から高崎神社、内村鑑三旧宅跡、高崎城址、連雀町に見る高崎宿などを、実際に歩いて説明を受けた。「高崎にこんなにお寺があるとは」「刀が振り回されないように、欄間は低く作られていた」など、地元高崎のまだ知らない歴史に参加者は皆、感心していた。
小見さんは「人がどんな時代を生きたか、何を食べ、どんな生活をしたかと思いを馳せながら楽しんで勉強してほしい」と話した。
■■ボランティアグループ・団体■■
代表者:会長 須藤 毅
住所:〒370-0004 高崎市井野町83-9
電話:090-4836-2115
会員数:53人
活動内容
1.年5回、市内各地域のコースを設定し、市民や観光客をガイドする
2.自主研修会を年12回実施する(講演会・勉強会)
3.市観光課・市観光協会と共催の事業開催(バスツアー、春・秋祭り)
4.旅行会社・各種団体からのガイド委託
5.常駐ガイド拠点(少林山達磨寺・観音山)におけるガイド