中学生対象に英語学習の日曜教室

(2015年3月9日)

市内9カ所で英語の学習相談ステーション

 高崎市教育委員会は、9日の高崎市議会総務教育常任委員会の平成27年度予算審議で、平成27年度に実施する「中学生休日学習相談ステーション」事業について説明した。
 平成26年度に開始した学力アップ大作戦の改善点として、中学生は部活動に忙しく、平日の放課後は参加しにくいケースが報告されていることから、高崎市教育委員会は、学力アップ大作戦に加え、「中学生休日学習相談ステーション」を新たに設けることにした。
 「中学生休日学習相談ステーション」は、日曜日に倉渕、箕郷、群馬、榛名、新町、吉井各地域に1カ所、高崎地域に3カ所、合計9カ所開設し、会場は公民館が予定されている。
 科目は英語で、学力アップ大作戦と同様、ボランティアが学習指導する。中学生の英語なので、ボランティアには指導力やスキルが求められるが、退職教員や高校の英語教師などの協力を得ていくという。
 市教委が実施している数学ジュニアオリンピック挑戦講座に参加している中学生から、日曜日の午後が出席しやすいという意見が出ていたことを参考に、この事業の実施を決めた。
 飯野教育長は、この取り組みによって「生徒は1週間の疑問点が払拭できる」と実施効果に期待している。