月間死亡者数が過去最高か

(2015年2月27日)

27年1月の月間死亡者数2451人

 群馬県が発表した平成27年2月1日付けの「移動人口調査結果」で、群馬県の総人口は前月よりも703人少ない197万4555人となったことが示され、平成27年1月の1カ月間に死亡した人の数は2451人で、群馬県の統計情報サイトで調べることができる1990年以降、最も多くなっていることがわかった。
 1990年以前の群馬県人口は、現在よりも少なく高齢化率も低いため、月間死亡者数の推移も近年に比べてはるかに低いことから、1カ月間に死亡した人の数として、平成27年1月は、戦後、最も多いと推測される。
 1カ月間に死亡した人の数が2千人を超えたのは、平成11年1月に一度あり、その後10年ほどは1千人台だったが、平成21年1月に2千人を超え、23年以降は毎年1月が2千人を超えていた。24年は1月、2月の2カ月連続で2千人を超えていた。
 1カ月間に死亡した人の数で、これまで最も多かったのは平成25年1月の2421人で、平成27年1月はその記録を30人上回った。
 高齢化の進行に伴うものと見られ、群馬県統計課は、例年、死亡する人の数は冬に増加する傾向を指摘しており、近年は冬季の起伏が大きくなっている。長期にわたってこの傾向が継続しており、医学的な知見が得られるのであれば、抑止に役だてることができないだろうか。