保育所定員220人増の8027人に

(2015年2月24日)

27年度に新設2園、分園1園

 高崎市は、子育て支援として保育所の「待機児ゼロ」に取り組んでおり、平成27年度は保育所の定員をこれまでの7807人から220人増やし、8027人にする計画を平成27年度予算に合わせて示した。平成27年度は、子ども・子育て支援新制度の初年度となる。
 定員が増えるのは、私立保育園と認定こども園で、今年4月から施設の拡充をはかり、私立保育所・園の定員がこれまでの5370人から160人増え5530人、認定こども園が定員147人から60人増の207人となる予定。高崎市立の公立保育所は、定員の変更はなく、これまでと同じ2290人の予定。
 保育所に入所している児童数の状況は、公立、私立、認定こども園を合わせ、今年1月現在で、定員を6%上回る8323人となっており、中には定員を3割ほど上回っている保育所もある。高崎地域では定員に対し100%を超える保育所園が多い。公立は定員に対し92%の児童数となっている。
 平成27年度は私立保育所・園の新設等では、たいせい分園、法輪寺第二、いず海の各園が4月に開所予定で、27年度は高崎市立が21カ所、私立が62カ所、認定こども園が3カ所の68カ所となる。
 高崎市の調べによれば、平成27年度は、今年1月時点の申し込み状況で、定員8027人に対し児童数8117人、充足率101%が見込まれている。