空き家総合対策事業、来年度も継続に
(2015年1月8日)
サロンとして再活用が好評
市内で増加する空き家への総合対策として、高崎市が今年度に創設した助成制度が好評となっており、サロンとして再活用する市民の取り組みが進んでいることを8日の記者会見で発表した。
高崎市の発表によれば、空き家総合対策の申請状況は12月末現在で、全体で205件、助成金額の総計は1億9231万円となっている。内訳は、空き家の清掃費用などを助成する空き家管理助成金が33件で助成金額額は201万円、空き家解体助成金が149件、1億3743万円など。
地域の高齢者や子育て世代が交流するサロンとして改修する地域サロン改修助成金が12件、4467万円で、高崎市によれば、市民活動を促進し、資産の有効活用の面でも効果のある施策と、市民に高く評価されているという。申請を受けた12件のうち、既に1件は完成し、倉賀野地域のミニ集会所として活用され、残りの11件についても、工事が終わり次第、サロン事業が開始されることになっている。
今年度の申し込みは1月30日で締め切られるが、好評のため、高崎市は来年度もこの助成制度を継続して実施していく考え。