「創立120周年に新たな挑戦を」原会頭
(2015年1月4日)
北陸新幹線沿線都市の交流強化も
4日に市内ホテルで高崎商工会議所の新年祝賀パーティーが行われ、政財界273人が新春を祝った。
高崎商工会議所が今年、創立120周年を迎えることから、原浩一郎会頭は「120年の歴史をたどり新しいことに挑戦したい」と事業展開に意欲を示した。高崎商工会議所の設立は、明治28年(1895)で、全国で33番目、関東で6番目、県内初となっている。
原会頭は、3月に予定される北陸新幹線長野・金沢間開業による沿線都市との交流を促進し、伝統芸能の能を高崎で盛んにし「西の金沢、東の高崎として発信していきたい」と文化交流に力を入れていきたい考えだ。また、6月には全国から300人の商工会議所関係者が高崎に集まるなど、120周年を機に高崎の飛躍がはかられる。
大澤正明知事は、昨年の富岡製糸場の世界遺産登録、ぐんまちゃんのゆるキャラグランプリ獲得など群馬が注目された年であったことから「この勢いで更に羽ばたくようがんばいりたい」と述べ、高崎競馬場跡地に計画しているコンベンション施設計画での交流人口増加や雇用創出などに力を入れたいと述べた。
富岡市長は「官民の力を合わせ、高崎のまちを一層元気にしていきたい」と中小企業を支援する施策を迅速に展開する考えを示した。
地元選出国会議員の中曽根弘文参議、山本一太参議、福田達夫衆議が祝辞を述べ、地方都市の活性化に力を入れていく考えを語った。
新春を祝い、高崎出身の能楽師下平克宏さんが仕舞を披露し、会に花を添えた。