「冬将軍伝説」ジャンボ梨コンテスト
(2014年11月28日)
王者は2・2キロの五十嵐さん
榛名地域で生産されるジャンボ梨の大きさを競う「第25回冬将軍伝説ジャンボ梨コンテスト」が26日に高崎市役所1階ロビーで行われた。
ジャンボ梨は、県内有数の果物産地で榛名地域で、通常よりも長い期間、枝につけたまま大きく育てる梨。愛宕(あたご)、王秋(おうしゅう)、新雪(しんせつ)の3品種が育てられ、冬将軍の到来とともに、食べごろを迎える。
「冬将軍伝説」は榛名地域の登録商標で、ジャンボ梨の中でも特に大きくておいしいものに使われるブランド。コンテストには126点が出品され、重さ2・2kgのジャンボ梨で五十嵐直志さんが最高賞に輝いた。赤ちゃんの頭ほどの大きさで、ずっしりと重い。
JAはぐくみはるな梨研究会の吉田義則会長は「大きくてみずみずしいので、大勢の人に食べてほしい」と話す。冷暗所に保存しておくと日持ちし熟成するので、酸味が抜けておいしさが増すそうだ。暮れから正月が食べ頃で、贈答用にも使われている。品種によっては節分から3月まで食べ頃だということだ。
会場に並ぶジャンボ梨に、来場者は驚きの表情を見せ、生産者から熱心に説明を受けていた。買い求めた男性は「用事があって市役所に来ましたが、大きな梨が並んでいるので驚きました。聞いたことはありましたが、見るのは初めてです。仏壇にお供えしてから、いただきたいと思います」と笑顔で話していた。
29日(土)にイオンモール高崎店でジャンボ梨の展示即売会を始めて行う予定で、吉田会長は「試食をしてもらい、大勢の人にジャンボ梨を知ってほしいです」とPRに力を入れていきたい考えだ。開催時間は午前11時から午後4時の予定。価格は1個1000円から1500円。1個から箱に入れてくれる。