12月1日に世界エイズデーのキャンペーン

(2014年11月25日)

児童生徒570人が街頭で呼びかけ

 世界エイズデーの12月1日(月)、JR高崎駅ほか高崎市内の各駅11カ所で、高崎市内の小中学生が街頭キャンペーンを実施する。
 街頭キャンペーンは、午前7時40分から8時10分まで行われる予定で、小中学生が作成したパネルを掲げながら、通勤、通学する人たちにエイズの蔓延防止とエイズ患者・感染者に対する差別、偏見の解消を呼びかける。街頭キャンペーンには小学校9校、中学校11校、約570人の児童生徒が参加する。今年の世界エイズデーは「AIDS IS NOT OVER~まだ終わっていない」をテーマに実施され、街頭キャンペーンでは小中学生が手作りしたレッドリボンやメッセージカードなどが配布される。
 高崎市は、平成5年に文部省の指定を受け、エイズ教育の取り組みを始め、平成9年から「世界エイズデーinたかさき」を継続して実施している。
 また、高崎市保健所は世界エイズデーに合わせ、12月6日(土)午前9時から午後3時45分までエイズ検査を特別実施する。通常は、毎週火曜日午前9時から10時30分まで実施しており、今回は受検者の利便性を考慮し、特別検査を実施することになった。通常検査、特別検査ともに無料、匿名で受けられ、事前の電話予約が必要。
 高崎市保健所によれば、HIV感染者、エイズ患者の新規報告数は、1年間に全国で約1500件程度と多く、特に診断時にエイズを発症している割合が高いことから、検査による早期発見が重要となっている。HIVに感染してからエイズ発症までは無症状であることが多く、検査を受けないと感染がわからない。適切な時期に治療を開始すればエイズの発症を防ぐことができる。