昭和の風景復活!中央銀座を屋台横丁に

(2014年11月6日)

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高崎市が整備計画を発表

 高崎市は6日、中央銀座通りを昭和の風情を再現した屋台横丁として27年度から整備に着手する計画を発表した。
 今年2月の大雪で一部が崩落した中央銀座アーケードの今後の方向について、高崎市は、地元商店街有志と高崎市職員によるプロジェクトチームで検討を進めてきた。中央銀座は、まちなか商店街のにぎわいを担ってきたシンボルであり、商都高崎のシンボルであることから、この界隈が残している昭和の雰囲気を生かしたまちづくりが進められることになった。
 屋台横丁として予定されているのは、中央銀座アーケード(全長約430m)の内、崩落区間を含む新紺屋町、寄合町の一部、110m。

アーケード整備では、
①高崎産木材をできるだけ活用する。
②街路灯は昭和の風情を醸し出す統一したデザインとする。
③若手経営者による昭和レトロな雰囲気の屋台風飲食店の出店を中心とする。
④飲食店は高崎産食材を積極的に提供する。
⑤オープンな雰囲気を醸し出すため道路空間に椅子やテーブルを設置する。
⑥看板のイメージを揃え、統一感のある通りにしていく。

 関係者との協議を進め、理解が得られたら平成27年度に事業着手し、設計の進捗に応じて着工する。
 高崎市では、全国で抱える商店街活性化策の先進事例となるよう事業を進めていきたいとしている。
 中央銀座アーケードと隣接し、昭和の雰囲気を残す高崎電気館が地域活性化センターとして10月に開館しており、この界隈のこれからのまちづくりが、注目されそうだ。