コンベンション基本計画見直し

(2014年10月31日)

写真を拡大群馬県のパンフレット表紙

事業費・事業スケジュールも見直しに

 29日に行われた群馬県議会決算特別委員会で大澤知事は、高崎競馬場跡地に計画しているコンベンション施設について、25年度に策定した基本計画を見直す考えを示し、あらためてコンサルタントや職員によって調査が行われていることを述べた。
 大澤知事はコンベンション施設の基本計画について、「群馬県を羽ばたかせる都市装置であることや、災害時の防災拠点の機能を担うことなど、計画に示した基本コンセプトは揺るがない」とした上で、「コンベンションの実現性についてコンサルタントや職員による調査を行っており、調査結果を踏まえ、施設の規模や内容に関する見直しを行うこととしている」と、見直す考えを示しました。
 知事は、基本計画の見直しに伴い、事業費や事業スケジュールの見直しも行っていく考え。
 大澤知事はコンベンション計画を白紙にすることは否定し、「見直すべきものは、しっかり見直し、コンベンション施設がこれから先、群馬県の発展を牽引する施設となるよう、取り組みを進めたいと考えている」と述べた。
 大澤知事は、これまでに県議会から、コンベンション施設の規模や内容、事業手法については、議論を行い、検討していく必要があるとの指摘を受けていた。
 これまでに示された施設概要は、展示施設が多目的展示施設10000㎡・展示会用展示施設6000㎡の合計16000㎡。会議用施設が1000人収容のメインホール1300㎡、500人収容の大会議室600㎡など、2460人収容3400㎡。同時通訳ブースも設け、国際会議に対応する。来場者数は年間約107万人、経済効果は年間202億円を見込む。概算事業費は280億円。平成27年度着工、29年度中に施設オープンとなっていた。事業手法としてPFI方式も考えられていた。
 メインとなる多目的展示施設は、高崎市が計画している新体育館のメインアリーナの約3倍、グリーンドーム前橋のアリーナ部約5000㎡の2倍となる。