高崎市文化賞に書家の天田さん、郷土史家の岡田さん

(2014年10月15日)

授賞式は11月10日に予定

 高崎市は、平成26度高崎市文化賞の受賞者として、書道振興の天田研石(あまだ・けんせき)さんと郷土史研究の岡田豊治(おかだ・とよじ)さんに決定したことを15日の高崎市議会総務教育常任委員会に報告した。
 天田さんは、昭和6年生まれ、83歳。下滝町。群馬県書道展展覧会委員顧間、高崎市民美術展覧会参与、研心会会長。昭和26年に書の道に入る。昭和30年より金澤子卿氏(平成3年高崎市文化賞受賞者)に師事し、書の道を究めると共に後進の指導にあたる。昭和61年より群馬女子短期大学(現高崎健康福祉大学)非常勤講師として5年間書道教育に力を注いだ。また、群馬県書道協会理事、同協会会長を歴任し、高崎市美術展覧会書道部門では運営委員を務め、中心的役割を果たした。平成26年9月には、高崎シティギャラリーにおいて自らが代表である書道団体研心会による「第4回研心会展」において個展を開催した。
 岡田さんは昭和12年生まれ、77歳。箕郷町。元箕郷町教育長、箕輪城語り部の会会長。箕輪城語り部の会会長として会員と共に箕輪城の調査・研究を進め、現地のボランティアガイドを努めつつ、後進の育成に力を注ぐ。平成19年度には高崎市文化財保護賞を受賞。旧箕郷町を中心とした歴史・文化に精通し、個人として始めた史跡箕輪城跡でのボランティアガイドは、平成10年度から今日までに渡る。地域の文化財の調査・研究にも取り組み、平成22年より箕郷公民館の「箕郷を知ろう」講座を担当し、郷土の歴史や文化財等についての講演、現地説明等を行っている。
 授賞式は11月10日(月)に行われる予定。