榛名神社に新駐車場/27年度中の完成めざす

(2014年10月2日)

写真を拡大神社参道で駐車場の空きを待つ自動車の列

旧榛名第四小学校跡地を整備

 高崎市は、榛名神社に大勢の観光客が訪れ、週末や行楽シーズンは駐車場不足となっていることから、近接する旧榛名第四小学校跡地を駐車場として整備し、27年度中に完成させる計画を2日に発表した。
 榛名神社はパワースポットとして人気を集めている一方、駐車場不足が懸案となっており、駐車場待ちの車が参道に並ぶため、周辺に渋滞が発生している。切り立った渓谷の榛名神社は、荘厳で神秘的な雰囲気が魅力だが、周辺は狭隘で規模の大きな駐車場を整備することができない。神社周辺で観光客が利用できる駐車場は参道沿いの土産店や宿坊、榛名歴史民俗資料館などに約200台分で、高崎市では、平成23年度、24年度に榛名歴史民俗資料館の南側の県道沿いに2カ所、バス・普通車など約30台分の無料駐車場を整備してきた。
 旧榛名第四小学校は平成17年3月に廃校となり、跡地は面積約1600㎡で、整備後は43台が駐車できる予定。この跡地の駐車場利用は以前から要望、検討されていたが、県道から跡地への進入路が狭くて急なことが課題とされてきた。高崎市は12月議会に測量・設計費用の補正予算として計上し、平成27年度中の完成をめざす。
 また、榛名神社周辺の駐車場事情は、初めて訪れる観光客にはわかりにくい。市営駐車場は無料。参道沿いに民間が開設している駐車場は無料であったり、店舗に併設されている場合は買い物や飲食を求められることもあるなど様々だ。駐車場が点在しているために空き状況がわからず、あきらめて引き返してしまう自動車も見られる。