窓口、耳の不自由な人への対応強化/高崎市
(2014年9月5日)
手話や筆談で援助。10月1日から「耳マーク」設置
高崎市は、各課窓口を耳の不自由な人に利用しやすくしようと、手話や筆談で援助ができることを示す「耳マーク」を10月1日から本庁舎、支所、市民サービスセンター、総合保健センターなどに設置する。
耳マークは、公共機関などで、耳の不自由な人から申し出があれば必要な援助を行うことを示す。(著作権は一般社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会)。
耳マークが設置されるのは、1~3階の各課窓口、5階以上の北側エレベータ入口。5階以上には、持ち運べる耳マークも設置し、用務先の職員に掲示し、手話希望、筆談希望の意思表示をしてもうらう。
高崎市は、耳の不自由な人で手話を習得していない人や、高齢者が筆談希望を提示した際、適切に対応できるよう、職員を対象とした筆談講習会を今月末に実施する。
高崎市役所本庁の障害福祉課には、手話通訳者が常駐しているが、支所には不在のため、手話対応が不十分だったが、10月より各支所に手話通訳者を巡回させる。市内の聴覚に障害がある人は1027人(平成26年9月)となっている。