消防団協力事業所に表示証を交付

(2014年9月1日)

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2事業所と2大学に交付

 高崎市は、消防団活動に理解を示し消防団員が複数勤務する事業所等に対し、29日に「高崎市消防団協力事業所表示証」を交付した。高崎市がこの表示証を交付するのは、今回が初めて。
 かつて消防団は、緊急出動に備え自営業者等を中心に組織されていたが、現在は就業形態が変化し、高崎市では、消防団員の約7割が企業等の被雇用者となっている。こうした状況の中で、企業等が従業者の消防団活動に理解、協力してもらうことは不可欠となっている。
 昨年12月には消防団が地域防災に重要な役割を果たしていることから、従業者の消防団加入・活動が円滑に行えるよう法整備が行われた。
 高崎市は消防団員が複数人勤務する事業所に対し、「消防団協力事業所表示証」を交付し、消防団と事業所の連携強化をはかるとともに、事業所の社会貢献を顕彰する。
 今回、表示証の交付を受けたのはNSKニードルベアリング高崎工場・榛名工場(団員4人)、JAはぐくみ7店舗(団員17人)、高崎経済大学(学生分団員2人)、高崎健康福祉大学(学生分団員8人)。
 富岡市長は「消防団は地域防災の大きな支えになっているが、定員に満たない現状もある。事業所の協力で、消防団に若い力が入っていただき、本当にありがたい」と感謝の気持ちを表した。