上信新駅「佐野のわたし駅」デザイン決定
（2014年7月18日）
地域の歴史や文化を物語る駅舎に
高崎市は、上信電鉄の南高崎・根小屋間に整備を進めている新駅「佐野のわたし駅」の駅舎デザインを、１５日の高崎市議会建設水道常任委員会に報告した。
高崎市では、これまでに小中学生から公募して駅名称や入場門、駅名標、イラストパネルのデザインを選考しており、このほど駅施設全体のデザインを決定した。
新駅の周辺地域には、万葉集東歌などに詠まれ、葛飾北斎が「諸国名橋奇覧」に描いた「佐野の舟橋」や渡船場があり、謡曲「鉢木」の佐野源左衛門常世の宅跡とされる常世神社にも近い。また、上信電鉄には同社の歴史を象徴する電気機関車デキなどもあり、新駅のデザインとして、こうした地域の歴史や文化、特徴を取り上げている。
「佐野のわたし駅」は１０月に開業する予定で、高崎市では、乗客や地域に愛される駅をめざし、地域活性化をはかっていきたい考え。