富岡製糸場の宣伝・誘客を展開/JR東日本

(2014年6月30日)

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祝賀ムード盛り上げポスターや旅行商品、臨時列車も

 JR東日本は、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録が決定したことを記念し、お祝いムードに花を添え、誘客を促進するようキャンペーンを実施している。
 高崎駅中央コンコースには、富岡製糸場をデザインしたフロア装飾と横断幕が設置され、お祝いムードを演出している。
 宣伝活動では、新幹線と富岡製糸場をデザインし「古きを知る、新しきを乗る」をキャッチコピーにしたポスターをJR東日本管内の全駅に掲示する。B0版ポスターを540駅1140枚、B1版ポスターを741駅1930枚。また車内吊りポスターを首都圏線区内の車内に掲示する。小さな旅小冊子「富岡製糸場から始まる旅」を首都圏エリアの主要駅に設置し、周辺観光などを含めた旅の案内を行う。
 上越新幹線のE4系車両に「祝 世界遺産」ラッピングを行い、7月17日(木)以降に運行させる予定。
 群馬県内の鉄道5社と連携し「ぐんまワンデー世界遺産パス」を7月1日から発売し、群馬県内のJR線(一部埼玉県・栃木県を含む)、上信電鉄全線、上毛電気鉄道全線、群馬県内の東武鉄道線(一部栃木県を含む)、群馬県内のわたらせ渓谷鐡道の普通列車(快速含む)の普通車自由席が乗り降り自由で利用できる。金額は大人2100円、こども1050円。有効期間は1日。発売期間、利用期間は2014年12月31日まで。
 7月27日(日)は上野・横川間を走る「応援ありがとう富岡製糸場号」を運行する。高崎駅または横川駅から富岡製糸場、こんにゃくパーク、果樹園などを見学体験する4コースで群馬の夏を楽しんでもらう。行きの電車内ではぐんま工女隊と世界遺産伝道師協会によるおもてなし企画を実施する予定。
 富岡製糸場と周辺観光を楽しむ「びゅう」旅行商品では、信越本線を走るSL・DL乗車と組み合わせた日帰り旅行、草津温泉と組み合わせた宿泊旅行などを発売している。
 高崎駅からの2次交通では、タクシーで富岡製糸場と高崎の観光スポットを周遊する3時間観光「駅から観タクン」が運行中。信越本線のSL・DL運行に合わせ、横川駅から上州富岡駅間の路線バスを7月から運行させる計画。
 こうした2次交通の連携で富岡製糸場を中心に広域的な移動ができ、周辺観光を楽しむことができる。