8月に暮鳥生誕130周年・没後90年で記念事業
(2014年6月26日)
記念詩集発刊やシンポ、絵画展
高崎市出身の詩人、山村暮鳥が今年、生誕130周年、没後90年となることから、8月に記念事業「いま、山村暮鳥」が行われる。主催は同記念事業実行委員会。
山村暮鳥は、明治17年に西群馬郡棟高村・現在の高崎市棟高町)に生まれ、病気や貧困に苦しみながらも詩や童話を書き続けた。病気療養のため、茨城県大洗町に移り、大正13年に詩集「雲」の編集を終えた後、40歳で亡くなった。
今回、記念に発刊される詩集「おうい雲よ」には、高崎市内をはじめ、群馬県内、暮鳥が滞在した福島県、終焉の地となった茨城県に建立されている暮鳥詩碑に刻まれた14の詩が英語訳とともに収録されている。
8月30日(土)と31日(日)には、高崎市内の小学生、中学生の暮鳥の詩からイメージした絵画展、8月31日(日)には、暮鳥の作品の魅力を探る記念シンポジウムが高崎市・市民活動センター「ソシアス」で行われる。暮鳥が12歳の時に書いた恋文の実物も展示される。
【事業概要】
会場=高崎市市民活動センターソシアス
●8月31日(日)午後1時から4時。
・基調講演「暮鳥詩の魅力、暮鳥詩の可能性」杉本優(群馬県立女子大教授)。
・シンポジウム「よみがえる暮鳥の世界」パネリスト=植崎久仁子(暮鳥孫)、加藤一五(前大洗町教育長)、杉本優(群馬県立女子大学教授)、松田孝夫(暮鳥研究家・詩人)。コーディネーター=永井純子(フリーアナウンサー・朗読家)。
・暮鳥詩朗読=高崎市立堤ケ岡小学校児童。
・弦楽四重奏・暮鳥詩歌=群馬交響楽団、西美友貴。
●8月30日(土)31日(日)
・暮鳥記念詩集「おうい雲よ」のイメージ絵画展・作品展
・暮鳥詩碑写真展示
・ミニ展示=暮鳥12歳の恋文。記念詩集に掲載された詩の収録詩集展示。