黒沢病院・新病院が7月1日に開院

(2014年6月23日)

写真を拡大矢中町の新・黒沢病院
写真を拡大脳卒中センターのSCU

高崎広域初の脳卒中センター。21日の内覧会に大勢の見学者

 医療法人社団美心会黒沢病院は、矢中町の新病院が7月1日に開院することに先立ち、21日に内覧会を行った。大勢の見学者が来場し、院内や最新設備を紹介した。
 新病院は、ヘルスパーククリニックに隣接し、免震構造の7階建てで延床面積13130㎡。黒沢病院によれば、新病院は東日本大震災時の2倍以上の揺れにも耐え、停電対策、断水対策設備を整え災害時にも治療ができるよう設計されている。3階には高崎広域初となる脳卒中センターを開設し、脳卒中の専門医療を24時間体制で行うほか、入院、透析、手術など既存の医療機能を拡充した。またレストラン、展望風呂などのアメニティも充実させ、院内にはトルコタイルによる植物画の壁画がシンボル的に設置されている。
 脳卒中センターは、埼玉国際医療センターとの連携で開設し、黒沢功理事長は、脳卒中は極早期に治療すれば後遺症を最小限に低減できることから、365日24時間体制の専門施設が地域に必要と考えている。
 リハビリでは、和室や台所など家庭生活、買い物、自動車への乗降など日常生活の訓練環境も設備される。
 黒沢病院では、新病院の開院により、クリニックと病院との連携を強化し、外来治療、予防医療、救急、入院、介護など総合医療サービスの充実をはかっていく。