高崎市への「ふるさと納税」増加

(2014年6月16日)

今年度からお礼に「紅白だるま」

 12日の高崎市議会6月定例会一般質問で、高崎市は、長壁真樹議員の質問に答え、高崎市のふるさと納税の状況について示した。
 平成20年度に始まった「ふるさと納税」制度による高崎市への寄付金は、平成25年度末までの累計で92件、3億4819万円で、半数が高崎市外から。高崎市は寄付時に、総合計画の分野ごとに使途を希望してもらっている。健康福祉が1401万円、教育文化が353万円、環境安全が1253万円、産業観光が15万円、都市建設が53万円、地域自治が5万円、その他2億6737万円となっている。
 年度推移では、23年度が6件で296万円 24年度が9件で165万円、25年度が21件で3億303万円。25年度は3事業に1億3413万円を充当した。
 ふるさと納税での寄付者に対するお礼(インセンティブ)として豪華な特産品を贈る自治体も増えている。高崎市では今年度から1万円以上の寄付者には「紅白だるま」を贈っている。高崎市では「過剰な贈答品で行き過ぎた状況に対する意見もあり、高崎市では感謝を込めて縁起物のだるまを贈ることにした」という。
 ふるさと納税では、2000円を超える部分について原則として一定限度額まで所得税・個人住民税から全額控除される。控除には確定申告が必要。昨年度に寄付の申し込み件数や金額が増加したことについて、高崎市では「本市のまちづくりが評価していただいている」と考えている。