高崎から金沢へ金粉のお礼に金だるま

(2014年6月12日)

商店街連盟がまちづくりで交流深める

 高崎商店街連盟は、金沢市商店街連盟創立80周年記念式典に招かれ、表敬と視察を兼ねて6月6日、7日に金沢市を訪問した。高崎商店街連盟から代表幹事の友光勇一さんら17人が参加し、二日間にわたって金沢市商店街連盟と交流しながら、商店街の課題について意見交換した。こうした視察は高崎商店街連盟として初めて。
 高崎市と金沢市は友好都市となっており、来春の北陸新幹線金沢延伸で両市の交流は広域観光の面でも大きな意義を持っている。平成23年の高崎えびす講で111mのロールケーキ作りでギネスブック公式記録を更新した際、金沢市商店街からケーキのトッピングとして金粉約45g(20万円相当)が贈られ、商店街交流も行われてきた。
今回、金沢市商店街連盟が80周年を迎えるにあたり、金沢から青年部メンバーが来高し、友光さんを訪れて招待状が手渡された。高崎からの参加が強く求められたそうだ。
 6日に金沢市内で行われた記念祝賀会で、3年前の金粉のお礼も込め、高崎商店街連盟から金沢市商店街連盟に金色の大だるまが贈られた。
 高崎からの訪問団は、記念事業として行われたシンポジウム山出保・前金沢市長の基調講演、分科会にも参加し、金沢のまちづくりを学んだ。
 商店街同士の交流会では、平成18年に金沢駅前にイオングループが出店した大型商業施設「フォーラス」など大型店の影響や、金沢市の中心商店街としての取り組みについて説明を受けた。高崎商店街連盟代表幹事の友光さんは「金沢と交流を深め、お互いに本音で話し合えたのは大きな収穫。訪問した日は百万石祭りが開催され、金沢のまちは大変にぎわっていたが、その金沢の商店街も課題を抱えている。私たちも高崎の中心商店街の課題に対し、改めて危機感を持って取り組んでいかなければならない」と話している。