電話帳が生まれ変わった!情報誌型のタウンページに
(2014年6月5日)
NTTと高崎市、全国に先駆ける
NTTと高崎市が協力し、全国に先駆けた取り組みとして、電話帳「タウンページ」に高崎市の行政情報「市民便利帳」を合体させ、高崎に密着した情報誌型電話帳として発刊され、5日に高崎市役所で記念式典が行われた。
タウンページと行政情報の合冊本は、全国で高崎市と甲府市の2市だけで製作されたもの。これまでのタウンページの表紙は、黄色が主体となっていたが、この合冊本の表紙は、「パスタの街・高崎」をイメージした写真が全面に使われ、タウン誌風のデザインとなっている。
NTTタウンページ株式会社に勤務する高崎出身の今井さんが編集を担当したそうだ。特集として、高崎出身のタレントJOYさんのインタビューやキングオブパスタの紹介が掲載されている。
タウンページが今回のような取り組みを行うのは初めてで、NTTタウンページ株式会社もかなり力を入れた様子がうかがえる。掲載する内容を決める際、NTTタウンページ株式会社の岡田昭彦社長は、今井さんの熱意に押されて昨年のキングオブパスタを訪れ、盛り上がっている会場の様子に心を動かされたという。今井さんの実家がだるま製造なので、だるまの表紙になると思っていたそうだ。
式典では、NTT群馬支店榊原明支店長から富岡市長にできたばかりの電話帳が手渡され、タウンページ配達車両の出発式も行われた。
NTTタウンページの岡田社長は「電話帳が生まれ変わり暮らしの情報がカバーできる。市民の皆様に愛用していただけるものと確信している」と話し、今年度は東京23区と横浜市など大都市で取り組むという。群馬県内には2年ほどをかけて展開したい考えだ。富岡市長は「高崎のまちが大きく変わる時に高崎市の情報が発信でき、とてもありがたい」と発刊を喜んでいる。
この取り組みにより、情報検索が便利になり、スマートフォンによる店舗情報のアクセスも専用アプリで可能になっている。
この電話帳は約20万部発行され、6月8日から下旬までに市内の家庭や事業所に順次配布される。