場外飛球防止でフェンスかさ上げを
(2014年5月20日)
カラバイヨ選手の場外弾で住宅等の被害4件
今シーズンは打線が絶好調な群馬ダイヤモンドペガサスだが、18日現在でホームラン14本、打率4割超えでリーグトップを独走するカラバイヨ選手のパワーが球団と高崎市を悩ませている。
城南球場で行われる群馬ダイヤモンドペガサスの試合で、場外ホームラン、場外ファールなど球場の防球ネットを超えてしまうことが頻発し、高崎市によれば、今シーズンはこれまでに近隣住宅などへの被害が4件発生している。昨年は、年間で3件だった。
城南球場の両翼は95m。3塁側の国道17号沿いは高さ30mの防球ネットが張られているが、外野側の防球ネットは高さ10mほどとなっている。
群馬ダイヤモンドペガサスは、カラバイヨ選手の場外飛球に備えてスタッフを球場の周囲に配置しているが、住宅を直撃するケースもあった。球団の堀口芳明社長は「住民の方に迷惑をかけており、大変申し訳ない。近くに幼稚園やアパートがあり、危険を避けるため、一日でも早く城南球場の防球ネットを高くしてほしい。住民の方も不安を感じているし、私たちも安心して試合ができない」と話す。右打者が打球を飛ばしているので、レフト方向の防球ネットのかさ上げを急いでほしいという。
高崎市は、19日の高崎市議会総務教常任委員会で、外野側の防球ネットのかさ上げを、急いで行いたい考えを示した。