オリンピックも視野に国際的な誘致ねらう

(2014年5月9日)

写真を拡大新体育館の英語版パンフレット表紙

新体育館の誘致戦略。英語パンフレットを手に売り込み開始

 平成28年3月の完成をめざして高崎市が計画を進めている新体育館は、本市のスポーツ発展に貢献することに加え、国際基準を満たした体育館として、国内外から数多くの大会を誘致し、まちの活性化に役立てていくことを目的としていることから、高崎市では、新体育館の完成時期を見通した誘致戦略を積極的に進めていく考えを示した。
 高崎市は、新体育館の機能や高崎市の魅力など、新体育館を利用するメリットなどを知ってもらうツールとして、日本語版と英語版の誘致パンフレットを作成し、国内外の競技団体や各国機関への誘致活動を展開している。6年後の2020年には東京でオリンピックとパラリンピックが開催されることから、高崎を海外選手の練習場所として誘致していくことも目標の一つに考えている。
 既に富岡市長はトップセールスに取り組んでおり、スポーツ団体や各国大使館を訪問し、パンフレットを直接手渡して誘致を進めていく考えだ。
 パンフレットでは、アリーナ面積3600㎡、最大6千人収容など新体育館の高い機能性とともに、高崎市が東京から新幹線で50分の距離に立地することや、新体育館が高崎駅に近く、周辺には宿泊施設が集積して利便性が高いことなど、本市の強みも説明されている。体育館施設にとどまらず、優れた都市基盤と豊かな都市文化、市民力で、選手・役員、来場客を迎え、おもてなしができるのも高崎市の特徴としている。
 新体育館への大会誘致は、高崎文化芸術センターや大規模商業施設計画などと連動し、高崎市を大きく飛躍させる新たな都市戦略の第一歩と言えそうだ。
 高崎市では英語版に加え、スペイン語やアラビア語のパンフレットも視野に入れ、海外へ働きかけていく考え。
(パンフレット表紙の「高崎アリーナ」は仮称で、誘致の際にわかりやすい名称としたもの。正式名称は今後決定する)