「38年間に感謝」高崎ビブレが閉店

(2014年4月1日)

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「大きく生まれ変わって貢献したい」と店長

 高崎駅西口にイオンモールが出店する計画に伴い、高崎ビブレが3月31日に閉店した。同日の午後8時から店頭で行われた閉店セレモニーには100人ほどの人々が集まり、別れを惜しんだ。
 高崎ビブレは、今から38年前の昭和51年(1976)にニチイとしてオープンし、その後業態変更で、昭和61年にサティ、平成8年にビブレへと転換した。
 高崎ビブレは若者や女性を中心に集客し、ファッションの発信地として人気店となっていた。閉店にあたって、高崎ビブレの福地店長は「閉店を発表してから、さびしい、もっと続けてほしいとお客様の声をいただいている。青春の1ページが終わったねとつぶやかれているお客様も多く、心苦しく思っています」と話し、「駅前のすばらしい立地で営業してきましたが、施設も手狭になり老朽化してきています。皆様のご期待に応えるため、一旦店を閉め、新しく生まれ変わっていくことを決断しました。38年間ありがとうございました。従業員一同、心よりお礼申し上げます」とあいさつした。
イオンモールの計画については、具体的には述べず「次の詳細についてはまだ正確に決まっておりませんのでお伝えできませんが、前向きに新しく生まれ変わってやっていきたいと思っています。この地域と共に歩んでいくためもっと大きく生まれ変わって皆様方に貢献していきたいと思っています」と話した。
 高崎ビブレは、集まった人たちの拍手に見送られ、店のシャッターを降ろした。
 イオンモールは平成28年春の開業を予定している。