北関東の中核都市4市が連携会議
(2014年3月27日)
水戸市・宇都宮市・前橋市・高崎市
北関東3県の中核都市、水戸市、宇都宮市、前橋市、高崎市の4市が連携を強化し、広域的な地域の魅力を高めていこうと、「仮称・北関東連携推進検討会議」を発足させ、首長による初会合が4月15日に宇都宮市で開催される。
各市では、少子高齢化、人口減少社会の中で、地域資源を生かしながらまちの魅力づくりや都市機能の集積に取り組んできた。
一方、北関東3県の地域ブランド力については、「2013年地域ブランド戦略サーベイ」(日経リサーチ)で、全国の下位にランキングされている状況にある。
また、国は、一定規模の「地方中枢拠点都市」を中心とした連携や大都市圏を想定した「広域特区」などの「国家戦略特区」などの新たな動きを推進することとしている。
この会議の趣旨では、本市をはじめとする北関東諸都市が持続的に発展するには、単に個々の都市の魅力を強化するだけでは巨大な東京都市圏を越える知名度の向上は期待できないことから、互いに協調、連携し、結節性の向上、独自の経済・社会・文化圏の形成など、広域圏域としての魅力を発揮していくことが重要になると位置づけられている。
会議では、従来の東京圏依存の流れを変え、北関東圏全体の魅力、自立性、存在感を高めることを目的に、今後の交流、協調のあり方、新たな施策、事業展開の可能性について検討する。
初会合では、共通課題を認識し、産業界(流通・観光等)における連携策、広域圏における医療のあり方、北関東自動車道を活用した活性化策などが想定されている。
各市持ち回りで、年間に1、2回程度開催していく予定。