信頼と感謝のハッピーパワースポット
(2021年01月31日)
高崎菱和自動車販売
「12月に開催した新型エクリプスクロスの内見会では、案内状を送った内のなんと70~80%のお客様にご来店いただきました。ショールームが混み合わないよう2日間各50名様ずつ予約制で実施。当社はお付合いの長いお客様が多いこともあり、新規のお客様をご紹介いただくこともしばしば。本当に有難いです」と話す佐藤一行社長。いつでも気軽に立ち寄ってほしいと、親しみやすいアットホームな雰囲気の店づくりに努めている。
その言葉に深くうなずき「自動車は性能と安全性が第一で、アフターフォローこそ大切。点検や整備の正確さはもちろん、しっかりと説明責任を果たし、的確なアドバイスをプラスできるよう整備体制を築いてきました」と加える信行会長。柔らかな物腰と活力あふれる笑顔が印象的だ。
同社の創立は昭和37年4月。信行会長の20歳の誕生日であり、出身地下仁田町の同級生で“人生最良のパートナー”と感謝する奥様と結婚式を挙げた日でもある。自動車整備学校で一番に就職が決まり、三菱のカーディーラーで整備士として4年弱働いた後、勤勉さを見込んだ上司の勧めで独立。高崎市真町5番地に認定工場兼住居を構えスクーターの販売からスタートした。「特に酒、米、豆腐などの販売業を営む方々への普及が早かったです」と話す。お客様に叱られ落ち込むこともあったが、それでも車が好きで自分たちの土地や家屋を持ちたいと夫婦で乗り切り、三菱のカーディーラーの中で全国屈指の実績を誇る販売会社に成長した。
一方、一行社長は大学卒業後に横浜のカーディーラーで4年間営業経験を積んだ。当時はパジェロが大ヒットし、新人でもショールームにいればよく売れた。その後高崎に戻り、同社で営業活動を始めると、義理人情に厚い上州人気質の洗礼を受けた。
「当初は横浜や都内とはちょと違う気質に困惑することもありましたが、お客様のカーライフに寄り添い誠意を尽くせば、信頼関係を築くことができます」と一行社長は実感を込める。こうした意識は従業員にも浸透しており、コロナ禍の今は従業員が率先して、通常より早く出勤し、毎朝1時間かけて店内やお客様から預かった車の内部の消毒に取組んでいる。そんな従業員を温かい飲み物でねぎらい、店舗にいればお客様のお見送りも欠かさないのが信行会長で、そうした心配りが多忙を極める一行社長の助けにもなっている。
会社概要
高崎菱和自動車販売株式会社
代表取締役会長 佐藤 信行さん
代表取締役社長 佐藤 一行さん
住所:高崎市南大類町568-1
TEL:027-352-5522
高崎商工会議所「商工たかさき」2021年1月号