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安心で快適な職場環境をサポート
情報セキュリティ分野へも進出

株式会社アサヒ商会

（2015年4月）

広瀬さん
中古オフィス家具のショールーム

●文具専門店「Hi-NOTE」
　１９４８年12月に設立のアサヒ商会は、文具・事務用品・ＯＡ機器・オフィス家具を取扱う卸商社として事業を拡大してきた。あわせてパソコンのソフト開発やホームページ作成、システムエンジニア派遣を手がけ、全国に先駆けたネット通販事業等、時代のニーズに柔軟に対応しサービスを提供してきた。
　リーマンショックで業績も大幅に影響を受けた２００９年、3代目となる広瀬一成社長が、物流企業を退職し経営を引き継ぐと、最初に店舗の大改修に着手した。卸商社の倉庫というイメージを払拭し、一般消費者にアピールする明るく利用しやすい店舗を整えた。２０１０年にボールペンだけでも２,０００種類、3万点のアイテム数を揃える文具専門店「Hi-NOTE」をオープン。専門店にふさわしいアドバイスができるスタッフの育成に努め、一際目を引く集客力を誇っている。
　２０１３年には伊勢崎店を出店。イベントスペースや子どもが遊べるコーナーも設置し、「文具を通じて楽しい生活提案」を実践する。

●リユース時代の中古オフィス家具
　同社が事業として取組む中古オフィス家具販売について、「都内などではオフィスの移転によって市場に出る中古家具は良質なものが多く、低価格で購入できるという点で利点が大きい」と、広瀬社長は手応えを感じている。「Hi-NOTE」の一角にあるショールームや隣接する倉庫を覗くと、商品の幅広さや品質の良さ、値ごろ感は一目瞭然。特に医療・介護・福祉分野への導入が目立つという。
　顧客に対し“最小限の費用で最大限の効果を引き出す”をモットーに「安心して働ける環境づくり」をサポートする同社にとって、中古オフィス家具の取扱いは、大きな優位点となっている。

●情報セキュリティに安心を提案
　「今日、サイバー攻撃や大量の個人情報の漏えいなど、企業の信頼を揺るがし、事業展開に支障をきたす危険性にあふれています。加えて、今秋からはマイナンバー制が始まり、企業は個人番号の取扱いに細心の注意が必要となります」と、情報セキュリティサービスへの本格参入の契機と見ている。
　セミナーや展示会の開催を通して、個人や組織のセキュリティ対策の遅れや認識の甘さに警鐘を鳴らし啓蒙活動を展開。解決策を提案できる人材の育成やノウハウの蓄積を図り、サービス強化に努めていく。