おいしい! 箕郷産「増田和牛」

焼肉 箕輪亭(きりんてい)

(2014年4月)



●有名シェフも絶賛

 榛名山麓の自然豊かな箕郷町で、畜産農家の増田さんが、3年にわたり丹精込めて育て上げる雌の黒毛和牛は『増田和牛』と呼ばれている。コクのある赤身に、甘味のあるとろけるような食感が素晴らしいと、 有名シェフも絶賛の高い品質で、都内では引っ張りだこである。月に5〜6頭しか出荷されない希少性から、知る人ぞ知るという現状だが、優れた高崎産ブランド牛の存在は、地元としては誇らしい限り。

●県内ではここだけでしか食べられない

 「箕輪亭」はこの増田和牛を提供する県内唯一の焼肉店。牛肉消費量が全国でも下位の群馬で、おいしい牛肉をもっと食べてほしいと、平成3年に増田さんがオープンした。平成10年より、店を手伝っていた友人の宮本さんが店舗を引き継いだ。そうした関係で毎月一定量の増田和牛の確保が可能となっている。
 「増田和牛はしっとりした脂で、コクがあるのにさっぱりしているロースは特におすすめです」。塩・コショウ・わさびでシンプルに食べるのが一番!と、宮本さんは自信満々だ。

●こだわりの餌、こだわりの飼育法

 増田和牛の飼育には徹底したこだわりがある。通常の牛が22〜26ヶ月で出荷されるところを、肉に本来の旨みがのるのを待って36ヶ月という長期にわたり飼育する。和牛の中でも一番おいしいとされる但馬牛系統の雌牛、それも未経産の牛に限定して育てる。良質な配合飼料をベースに、最後の半年間は蒸し上げた大麦を与えることで、融点の低いなめらかであっさりした脂に仕上がる。かつて松坂牛で実践されていた効率より品質重視の考え方を踏襲している。

●知名度アップとリピーターの獲得を図る

 食の安心と安全の提供は飲食業者の義務として、宮本さんは牛肉の放射性物質の検査結果を明示し、米、しいたけ、ねぎなど信頼できる地元農家のものを使用する。
 また、自身が愛してやまない落語の会に、増田和牛や近隣の蔵元の日本酒、ワインなどをセットして、宴を楽しむ機会などを設け、増田和牛の知名度アップやリピーターの獲得を図っている。
 「地元にこんなにおいしい牛肉があることを皆様に知って欲しいです」。産地のお膝元で、他ではめったに食せない魅惑の牛肉をぜひ一度ご賞味あれ!

 

㈲縁 (えにし) 箕輪亭

代表取締役:宮本守
高崎市浜川町195
TEL:027-344-4101