新型コロナ/努力と新発想で経営を盛り返す(2)
(2020年06月30日)
苦境から再建する飲食店
デリバリーや資金調達 苦境で頑張る市内飲食店が連携
外出自粛などにより、2月後半から始まった飲食店の厳しい状況は、前年度と比較して売上が90%減、95%減と話す経営者もいる。
新型コロナウイルスの影響は、多様な産業に及んでいるが、特に飲食店は厳しい状況が続いており、売上減少というレベルではなく一時休店を余儀なくされたお店もあった。
この危機を乗り越えようと、高崎市内の経営者が連携し、アイデアを出し合って様々な取り組みが行われてきている。
高崎商工会議所は、市内事業者、高崎市、関係機関と連携し、SNSやホームページを通じた情報発信や、新事業を実施してきた。
市内飲食店への応援の輪が広がる
「群馬県高崎市の飲食店イベント、告知」
新型コロナウイルスの影響で、高崎市内の飲食店が経営危機に直面していることから、高崎商工会議所はFacebookページ「群馬県高崎市の飲食店イベント、告知」を立ち上げ、高崎市内の飲食店情報を発信する事業を4月13日から始めた。
FacebookとInstagramを活用することで、スピード感と小回りの利いた情報発信ができ、市内飲食業界の活性化を目指すもの。
開設から10日余でグループメンバーが500人を超え、応援の輪が広がっている。市内飲食店のテイクアウト情報など、最新の情報をいち早く発信し、大きな成果を上げている。
掲載される情報は、店舗を構え食事を中心とした飲食店の情報、高崎市内で営業する飲食店のイベントや告知・お知らせ情報、高崎市内の飲食店が参加するイベント情報、飲食店オーナーや飲食店の店舗舗担当者が発信している情報などを、高崎商工会議所が承認したうえで掲載している。
飲食店以外の業種や高崎市外の飲食店の情報は掲載できないことも特徴だ。テイクアウトメニューやおすすめ料理のほか、6月からは営業を自粛していた店舗の再開PRも掲載されている。
■Facebookアドレスは
https://www.facebook.com/takasakiinsyoku/
問合せ:高崎商工会議所地域振興課
(電話:027―361―5171)
高崎商工会議所『商工たかさき』2020年6月号