高崎芸術劇場の工期3カ月延長に
(2018年12月17日)
仕上げが重要、時間かけたい
高崎市は、12月10日の高崎市議会都市集客施設特別委員会で、高崎芸術劇場の工期が平成31年度にまたがり、3カ月程度延長される見通しを示した。平成30年度補正予算議案の債務負担行為の追加・変更で、高崎芸術劇場建設工事や照明・音響設備などに平成31年度分を盛り込んだ。工期は平成31年3月末を予定していた。
高崎市は工期延長の理由について、昨今の建設業界の動向に加え、客席の椅子の吸音特性などを実際のホールに合わせて測定し、ホールの音響性能を決めていく作業などに時間を要していることなどを説明した。
実際に設置する座席が決まり、背もたれ等の素材によりホールの音質が変化することから、仕上げの段階に入り最適な調整が必要となっているそうだ。また、空調についても、送風による不快感がないように考えているという。
高崎芸術劇場は最高水準の音質を備えたホールとして計画されており、高崎市は「今後は重要な仕上げとなり、十分な時間を確保させてほしい」と議会に説明した。
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