久保田城絵図を特別展示
(2018年11月29日)
かみつけの里で12月1・2日
「田島家資料の世界展」を開催しているかみつけの里博物館(高崎市井出町1514)で、12月1日(土)、2日(日)に秋田県久保田城の絵図が特別展示される。この絵図は田島桂男さんから高崎市に寄贈された資料の中から発見されたもので、田島さんは平成30年度高崎市文化財保護賞を受賞。
高崎市の資料によれば、展示される秋田県久保田城の絵図は、108cm×85cm、表題は無いが本丸などの面積が記される。製作は1759年(宝暦9)、江戸時代に秋田藩が製作した公式図面の控えと考えられる。宝暦9年に秋田藩は江戸幕府の国目付に藩領の絵図を提出している。この時の城下町等の絵図は秋田県内に現存するが、城本体の絵図が伝わっていなかった。今回の資料は城本体の研究を補う新資料の発見といえる。
久保田城=秋田藩20万石、佐竹氏の居城。1603年(慶長8)、常陸国(茨城県)から国替えとなった佐竹義宣が築城した。1880年(明治13)の秋田市大火で建物を焼失したが、現在は秋田市中心部の名勝「千秋公園」として観光地となっている。
特別展示は12月1日(土)、2日(日)の2日間。展示場所かみつけの里博物館研修室。時間は午前9時30分から午後5時。入館は午後4時30分まで。
解説は各日とも午前10時、午後1時、午後3時の3回。絵図の観覧のみは無料。常設・特別展示室見学は有料。観覧料は大人200円、学生100円、中学生以下、65歳以上、体の不自由な方と介護者1人は無料。
問い合わせはかみつけの里博物館。電話027・373・8880。
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