女性防火クラブが結成50周年
(2018年09月25日)
結成50周年記念式典
昭和43年9月に「高崎市婦人消防協力会」が発足
防災の決意新たに
高崎市女性防火クラブの結成50周年記念式典が9月25日に高崎シティギャラリーコアホールで行われた。会員と関係者約320人が参加し、50周年の節目を祝うとともに、火災予防や防災活動への決意を新たにした。
同会は、昭和43年9月に「高崎市婦人消防協力会」として発足した。婦人消防協力会は、小学校区を単位とした組織で、初代会長に婦人団体の中心だった吉田文子会長が就任した。火災シーズンに備えて消火器工場の見学や、実務講習として実地訓練などを実施しており、高崎市の防災訓練でも成果が披露されてきた。近年は、家庭用の火災警報器の普及にも力を入れて取り組み、高崎市内の設置率は群馬県トップの80%となっている。
式典で高崎市女性防火クラブの樋口啓子会長は、「新たな心持ちで活動し市民の防災意識の向上に努めていきたい」と決意を述べた。
富岡賢治市長は「女性防火クラブの活躍には頭が下がるとともに心強い。消防局も女性の採用を進め、女性の消防団員も増やしていきたい」と話し、同会の活躍に期待した。
井草消防局長は「女性防火クラブ、消防団と連携し高崎市の安心安全に取り組みたい」と述べた」。
第二部は高崎市等広域消防局音楽隊の演奏と高崎出身の落語家・林家つる子さんの講演が行われた。
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