数字で見る高崎の都市力2018(1)人口編
(2018年05月25日)
ライバルは50万都市
高崎市の実力は全国何番目なのか
ここのところ高崎市の躍進がめざましい。「高崎市が全国から注目されるようになっている」、「高崎は、全国の地方都市の中でもがんばっている」と、市民は自負していることと思う。はたして高崎市は全国で何番目くらいにランキングされる都市なのだろうか。
統計数値から高崎市の姿を検証してみると、高崎市は、全国の都市がライバルになっていることが示される。全ての分野で上位というわけにはいかないが、高崎市の実力が、全国の中で位置づけられるようになったことも、高崎の都市成長を表しているといえよう。
近年、高崎市が経済専門誌などによる都市ランキングに掲載され、注目されることも多くなった。それ以前までは目立った露出がなかったので、高崎が都市として成長し、シティプロモーションなどの成果もあり、全国的に認知されてきたと言えそうだ。
全国ランキングに登場する高崎
幸福度ランキングで全国3位(東洋経済新聞社・2016)、活力ある都市全国29位(日経ビジネス2016)となっている。
統計データから、試算できる全国順位では、都市人口=全国55位、産業規模=全国31位、商業売上=全国15位、工業出荷額=全国88位、などとなっており、高崎市の戦う土俵は全国であることが示されている。
高崎市をランキングしてみると… 人口
■人口30万人以上が約70市
【平成27年国勢調査に見る人口ランキング 表1】
高崎市の人口規模は、一口に37万人と言われる。全国には約1,700市町村があり、人口50万人以上の政令指定都市が20市、人口20万人以上(以前は30万人以上)の中核市が高崎市を含めて54市となっており、高崎市の都市力を検証する指標となる。(なお人口要件を満たしていても政令指定都市・中核市に移行していない自治体もある)。
平成27年国勢調査での高崎市人口は37万884人となっており、高崎市の全国順位は55位となっている。近隣都市では、宇都宮市が51万8,594人、前橋市が33万6,154人、水戸市が27万783人などとなっている。
高崎商工会議所「商工たかさき2018年5月号」