大相撲の魅力を堪能
(2018年04月15日)
大相撲上州高崎場所
平成三十年春巡業「大相撲上州高崎場所」が4月15日に高崎アリーナで開催された。高崎での巡業は4年連続で、高崎アリーナでは開館した昨年に引き続き2回目。
取組のほか、公開朝稽古、子ども稽古、相撲甚句、禁じ手わかりやすくユーモアいっぱいに演じる「初切(しょっきり)」、綱締め実演など盛りだくさんな一日となりファンを楽しませた。
力士が小学生に稽古をつける子ども稽古では、「女児の参加遠慮要請」が今回の巡業の話題の一つとなっていたが、桐生と高崎の相撲道場の男子が土俵にあがった。力士と塩をまき合ったりするなど果敢に挑んだ江口君(5年生)は、ひときわ会場を沸かせた。江口君は「楽しかった。将来は相撲取りになりたいです」と喜びいっぱいの様子だった。
人気力士の登場する幕内・横綱土俵入りや取組ではひときわ大きな歓声が起こった。重量級の立ち合いは迫力いっぱいで、力士がぶつかりあう音に会場はどよめいた。四つに組んで力を出し合う取り組みが多く、会場を楽しませた。
地元高崎市出身の力士は、夏野登岩(かやといわ・湊部屋・西序の口筆頭)、榛湊(はるみなと・湊部屋・西三段目)が出場。夏野登岩は「けがをしない体をつくり、がんばって関取(十両以上の力士)になりたい」と意欲を見せていた。
巡業部長の春日野親方は「本場所とは違う巡業の魅力を楽しんでほしい」とあいさつ。高崎市の富岡賢治市長も「高崎場所を十分に楽しんでほしい」と来場者に呼びかけた。
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