聴覚や言語の障害に対応した119番通報
(2015年10月2日)
県内で初めて導入
聴覚や言語の障害で音声による119番通報が困難な人のため、スマートフォンや携帯電話のインターネット機能を使った「NET119緊急通報システム」の運用が10月1日から始まった。
このシステムは、スマートフォンの場合は、画面のアイコンを操作しながら救急や火災の通報ができる。通報は「たかさき消防共同指令センター」が受信し、GPS機能により、現在位置も知らせることができる。これまでのファックス119番、メール119番に比べて使い勝手が向上している。
利用対象者は、高崎市または安中市に在住、在勤・在学で聴覚、音声、言語機能の障害のために音声で119番通報が困難な人。利用は事前登録が必要で、高崎市等広域消防局総務課。安中消防署、高崎市・安中市の福祉担当部局で申請を受け付ける。
消防局では、瞬時の文字のやりとりにより、通報者の状態や周囲の状況などが把握でき、迅速かつ適切な救護が可能になるとしている。
「たかさき消防共同指令センター」が担当する北西毛の5消防本部の管轄地域の利用が拡大され、県内の広い範囲でサービスが受けられるようになる。
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