反町選手アジアパラ陸上3位の報告
(2018年01月30日)
2020東京に期待
パラ陸上競技で活躍する本市在住の反町公紀(そりまち・まさとし)選手=19歳が、12月に行われたドバイ2017アジアユースパラ競技大会に日本代表として出場し、100mと200mで銅メダルを獲得した報告のため、富岡賢治市長を25日に表敬訪問した。
反町選手は交通事故で頭部に大けがを負い、音声言語によるコミュニケーションにけがの後遺症が残ったため、母の由美さんが同席し、本人と筆談しながら市長と懇談した。
反町選手は幼いころから高崎ラグビークラブに所属し、中学では陸上部に入部していた。中学1年の12月に交通事故に遭い、脳の3分の2を損傷、奇跡的に一命をとりとめたが脳の障害と右半身の麻痺を残した。県立二葉高等特別支援学校に入学し、同級生の勧めでリハビリの一環として陸上競技を始めた。高校1年で関東パラ陸上にオープン参加し、他の選手を観戦し、国際大会に意欲を持った。2016年、2017年シーズンは100m、200m、400mで国内優勝、2位の成績を修め、日本代表として世界大会にも出場し10位に入っている。
ドバイ2017アジアユースパラ競技大会で反町選手は100m14・29秒、200m29・30秒で3位銅メダルとなった。優勝を逃したくやしさもあり、帰国後の練習にも力が入っているという。
障害者のトレーニング環境は十分とは言えず、母・由美さんは「本人が気持ちよく練習できる環境をつくっていきたい」と語る。
富岡市長は反町選手の練習に対して支援協力をしていく考えも示し、2020年の東京パラリンピックに向け、今後の活躍に期待した。
反町選手の母・由美さんは「本人が自分で話したいこともたくさんあるはず」と語る。反町選手はタイムを縮める厳しさ、メダルを獲得する厳しさを知っているので「金メダル」という目標は口にしないが、練習を積み重ね、最終的に金メダルに到達できるようがんばっていきたいと考えているそうだ。
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