「長野堰」展が好評開催中

(2017年05月24日)


歴史民俗資料館で28日(まで)

 高崎市歴史民俗資料館(高崎市上滝町1058)で5月12日(金)から5月28日(日)まで「長野堰用水」展が開催され、連日、大勢の来館者で好評を博している。入館無料。
 長野堰は、昨年11月に世界かんがい遺産に登録され、長野堰の歴史や役割について多くの関心が集まっている。
 長野堰は平安時代に開削されたと伝えられ、本流は全長25・7km。榛名地域の本郷町で烏川から取水し、高崎城下にも水を供給し、農業だけではなく、高崎の産業発展にも大きな役割を果たしてきた。水争いが起こらないよう、水路に水を分配する円筒分水など見どころも盛りだくさん。
同展では、長野堰を語りつぐ会が制作した高崎城下のジオラマ、長野堰によって広がりを見せた水田遺構、長野堰の年表などが展示され、語りつぐ会のボランティアによる詳しい説明を聞くことができる。高崎市外からの来場者も多く、長野堰への関心が高まっているようだ。
 開館時間は午前9時から午後4時。月曜日休館。入館無料。問い合わせは高崎市歴史民俗資料館、電話027・352・1261。

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