ココ掘れお父さん 春の味覚はどこ?
(2017年04月29日)
吉井町上奥平でタケノコ掘り体験
今が旬のタケノコ掘り体験が29日、高崎市吉井町上奥平の竹林で行われた。吉井地域の里山の魅力を知り、農業への理解を深めてもらおうと、吉井グリーン・ツーリズムの里づくり推進委員会が主催したもの。親子連れらおよそ90人が参加し、くわを振るい春の味覚の収穫を楽しんだ。
今回の体験では、地域住民が所有する竹林を自由に散策し、収穫したタケノコは1グループ3kgまで無料で持ち帰ることができる。大きいタケノコが生える急な斜面はバランスが取りづらく、男性でも慣れないくわの扱いに悪戦苦闘。それでも、子どもらの「頑張れー」の応援を受け、50㎝超のタケノコを掘り出すと「お父さん、すごいね」「今日はタケノコパーティーだね」などと喜ぶ声が上がっていた。
市内元紺屋町から家族4人で参加したという小学生は、初めての体験に「土が固くて大変だったけど、取れたときはとてもうれしかった。お母さんにタケノコのみそ汁を作ってもらいたい」と笑顔で話した。
同推進委員会会長の新井良行さんは「今日はタケノコがたくさん取れて、参加者が喜んでくれたようで良かった。この体験をきっかけに少しでも農家のことを知ってもらえれば」と期待を込めた。
同会は季節によってさまざまなイベントを企画しており、種まきからそば打ちまでを全て実践する「そば作り農業体験」やさつまいも掘りなども開催している。募集案内は広報高崎に掲載されている。(G)
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