全国に例のない複合交流施設
(2017年04月21日)
シルバーセンター・子育てなんでもセンター
高崎市が田町の多機能型住居に整備した高崎市シルバーセンター田町、高崎市子育てなんでもセンター、レジデンス田町の開館記念式典が 20日に行われた。
この多機能型住居は、「まちなか」の市有地に医療法人・山崎会が10階建ての建物を建設したもので、全国に例のない複合施設として、まちなかの活性化に大きく貢献することが期待されている。
1階の「シルバーセンター田町」は、年齢に関わらず、誰でも利用できる施設で、入浴施設も備えており、多世代が交流するサロンをめざしている。
2階には、保育関係者やNPO、行政が連携し子育て支援サービスをワンストップで提供する「子育てなんでもセンター」が開設され、高崎市の子育て拠点として、内外から注目を集めている。
3階から6階は、山崎会が運営する特別養護老人ホーム、サービス付高齢者向け住宅。
7階から10階が「レジデンス田町」で保育士、看護師、介護士を確保するため、市が管理する住宅となっている。部屋数は64戸(単身用60戸・世帯用4戸)で現在、7割程度が入居しており、残りは今後、市内に就職する人などに入居してもらう計画。
富岡賢治市長は「医療と福祉の連携を進める試金石として全国から注目を集めており、新たな一歩を踏み出せた」と話した。また富岡市長は、今後、1階の未利用部分に大学のまちなかキャンパスを設置する考えで「大学と連携した事業を展開したい」と意欲を示している。
シルバーセンター田町、子育てなんでもセンターに駐車場はなく、近隣の民間駐車場を利用する。駐車料金は自己負担。
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