吉井第5分団詰所を新築
(2017年03月28日)
地域防災力の拠点に
高崎市消防団吉井方面隊第5分団の新しい詰所がこのほど完成し、28日に開所式が行われた。
吉井第5分団詰所は、これまで2カ所に分かれており、それぞれ昭和50年、昭和51年に建てられた。施設の老朽化に伴う建て替えを行い、2カ所に分かれていた詰所を1カ所に統合することで、地域の安心安全の拠点として防災力の強化をはかる。
式典で富岡賢治市長は「消防団詰所の建て替えを順次進めている。消防団の方々は市民の頼りであり、第一線で市民を守っていただいている」と、消防団の活躍に感謝を述べ、詰所整備に取り組んでいく考えを示した。
高崎市議会の逆瀬川義久議長は「新しい詰所を地域防災の拠点として活用することで、地域住民の防災意識も高まっていく」、角倉邦良県議は「地域防災が詰所を中心に活性化できる」とあいさつし、新詰所を拠点に消防団員の活躍に期待を寄せた。
地元区長の神戸隆夫さんは「今までの詰所は、消防活動に支障があるのではないかと心配していた。地域防災にとっても心強い存在であり、地元もできる限りの応援をしたい」と開所を祝った。
高崎市消防団吉井方面隊長の長谷川亘さんは「新しい詰所は我々消防団員はもとより地元も望んでいた。地域住民の守るために、地域と密着し、団員一丸となって任務を遂行したい」と決意を述べた。
吉井第5分団の団員は30人で、今月中旬には新しい消防車両が配備され、車両、詰所ともに最新の設備に生まれ変わった。
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