年初めの開運を高崎だるま市で
(2016年12月27日)
高崎駅西口駅前通りで元日・2日
正月元日、2日に「高崎だるま市」が高崎駅西口駅前通りで開催される。高崎のまちなかで「だるま市」が開催されることは市民の大きな話題となり、高崎ならではの正月行事になるものと期待も高まっている。
「商工たかさき」 2016/12号より
正月は高崎のだるま市で
●日本で一番早いだるまの初市
日本一のだるま産地・高崎で、日本で一番早いだるまの初市として「高崎だるま市」が元日早々に開催されることになった。高崎だるま市を皮切りに、全国津々浦々の初市やだるま市で高崎のだるまが売られていくので、まさに「縁起のいいまち高崎」から新春の慶賀と招福開運が全国に広がっていくことになる。
●一年の計は高崎にあり
高崎の正月は、元旦早朝のニューイヤー駅伝の観戦、群馬交響楽団の元旦コンサート、初売りが定番となっている。こうした高崎の新年行事に、高崎の新しい新春名物としてだるま市を加え、初詣客や買い物客をまちなかに集めて回遊させ、にぎわいの相乗効果をつくるのも大きな狙いだ。
「初日の出」や「初笑い」など、正月の初物はおめでたいとされ、一連の催しで高崎のまちは初物で盛りだくさんとなる。高崎だるま市は、「一年の計は高崎にあり」をコンセプトに、来街者が高崎で年初めを楽しみ、新年を高崎からスタートしてもらうイベントだ。
●日本一のだるま産地高崎の威信をかける
高崎だるま市の開催は、日本一のだるまの産地として高崎の威信をかけたものとも言える。江戸時代に田町の初市でだるまが売られていたことに倣い、高崎のまちなかで「だるま市」を開催できないかと市民有志が動き、11月に実行委員会が立ち上げられた。
高崎だるま市の開催日を元日・二日にしたことについて小見勝栄実行委員長は「高崎のだるまは日本一であり、新年で一番最初のだるま市は、なんとしても高崎で開かなければならない」と意気込みを語る。会場については、いくつかの候補の中から高崎駅西口駅前通りに決まった。駅伝の観戦客や初詣客の取り込みも視野に入れている。高崎駅前で開催することで、高崎を訪れた人にまちの賑わいと日本一のだるまを印象付けられるだろう。
高崎だるま市を名物イベントに
●巨大だるまがシンボルに
会場は高崎駅西口駅前通りのワシントンホテルプラザ前からラジオ高崎前の約120mの区間の道路上を交通規制して実施される。高崎だるまの販売テントが10ブース、開運たかさき食堂が出店するほか、抽選会、ミニコンサートなど様々なイベントが予定されている。開催時間は、元日が午前11時から午後6時、2日が午前9時から午後6時の予定。
高崎だるま市のシンボルとして、高崎駅側の目立つ場所に高さ2・8mの巨大だるまが設置される。インパクトのある巨大だるまを来場者の撮影スポットとして活用し、来場者にSNSなどで発信してもらうことで、話題の広がりにも期待している。
●市民・企業の連携で盛り上げよう
高崎だるま市の開催は、設立100周年の群馬県達磨製造協同組合はもとより、高崎市、高崎観光協会、商店街、高崎駅周辺大型店、市内商業者、市内企業の協賛・協力を得て実現したことも大きな意義がある。
ビックカメラ、ヤマダ電機、高崎髙島屋、スズラン高崎店、高崎ターミナルビル、OPAなど協賛を依頼している企業は30社を超え、大型店の中には福袋の初売りをだるま市会場で出張販売するという企画案も出ている。また日帰り温泉施設では施設内にだるまを展示し、高崎だるま市の開催を応援しているケースもある。オール高崎による高崎の新たな魅力づくりが始まろうとしている。小見実行委員長は「驚くほどたくさんの市民、企業が趣旨に賛同し参画してくれたことに感謝したい。新年は高崎からと、内外から集客し、楽しんでもらえるだるま市として、高崎を代表する行事に育てていきたい」と意欲を示している。
●高崎だるま市を楽しもう。お楽しみが盛りだくさん
飲食ブースの開運たかさき食堂には22店舗が出店し、高崎自慢の味を楽しんでもらう。イベントスペースでは、マーチング、和太鼓、雷舞、チアリーディング、バンド演奏などが2日間にわたって予定されている。元日は餅、二日は甘酒を先着順で無料配布。
だるまや飲食の購入で抽選会に参加でき、高崎だるま市の協賛企業からの景品が当たる。
だるまの形をした開運おみくじ(有料)や願掛け絵馬(無料)で幸運を祈念するコーナーも設置される。
飲食ブース出店者
ハジマリ。マーズ。蛸一。ティープロダクト。若茶屋。第一協和。ティーライフ。きのえね。はるカレー。カーロ。陶豆屋。Fukucafé。チャイナハウス龍。割烹さわ。ホルモン大学。room’s。ソーレマン。ビストロオーシャン。かえん。CHINESE・FAN。たかべん。(各出店者は予定・順不同)
(商工たかさき・平成28年12月号)