地域念願の南分署が開署
(2016年12月6日)
31年ぶりの新分署
高崎市等広域消防局が山名町に建設していた南分署が12月1日の開署し、3日に記念式典が行われた。
南分署は高崎東署の所管で、南八幡地区と城山地区を管轄し、消防ポンプ車1台と地域市民が寄贈した「高規格救急車」1台が配備された。
南八幡地区はこれまで中央消防署と東消防署の管轄になっており、道路事情や地理的要因から、緊急車両の到着時間が管内の平均時間よりも長くなっていた。南分署の開設により、南八幡地区への緊急車両の到着時間はこれまでの11分から6分になり、5分程度短縮される。
高崎市等広域消防局の管内で、新しい消防分署が開設されたのは昭和60年以来、31年ぶりとなる。南八幡地区の分署開設は、かねてから地元陳情があったが実現に至らず、長期に及んだため、地元も諦めていたという。富岡市長に地元の声が届き、開設に至った。
式典で富岡市長は「地域の方々が長く待ち望んでいた消防分署を開設することができ、南八幡地区への緊急車両の到着時間が短くなった。市民の安心安全に つながることが一番大事です」とあいさつ。岡田消防局長は「地域の皆様の大きな支援があったからこそ、最新鋭の車両が配備できた。地域の皆様のために全力を尽くしたい」と感謝と決意を示した。
式典後、大勢の地域市民が南分署の見学に訪れ、施設や緊急車両について署員から説明を受けていた。
- 次の記事 8500首の短歌が集まる
-
前の記事 届出避難所登録制度を導入