オリンピアンと楽しく交流

（2016年11月15日）

オリンピックデーラン

　スポーツの楽しさとオリンピックの精神を広げていくことを目的に、「オリンピックデーラン高崎大会」が１３日に高崎市浜川競技場で開催された。
　オリンピックデーランは、６月２３日のオリンピックデーを記念して開催されているイベントで世界的な広がりを持ち、日本国内では１９８７年から行われている。高崎市が、昨年、日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）とパートナー都市協定を締結したことなどから、２０２０年の東京オリンピックをめざし、高崎からオリンピックの気運を高めていくことを目的に開催された。
　高崎でのオリンピックデーランの開催は今回が初めてで、今回の高崎大会では、荻原健司さん（スキーノルディック複合）、荻原次晴さん（同）、井上香織さん（バレーボール）、竹下百合子さん（カヌー）、田島寧子さん（水泳）、田端健児さん（陸上短距離）の６人のオリンピアン（オリンピック出場選手）がゲストとなった。参加した市民は４５０人で、子どもたちを中心に幅広い年代層が集まり、爽やかな汗を流して、トップアスリートとの交流を楽しんだ。
　オリンピアンといっしょに２・７ｋｍを走るジョギングや陸上短距離の田端さんに子どもたちが挑戦する５０ｍ競争などが行われたほか、オリンピアンを囲んだトークショーやサイン会などで交流を深めた。トークショーでは、オリンピックで獲得したメダルや、実際に使用されたリレーのバトンなどがお披露目され、参加した子どもたちは目を輝かせていた。子どもたちから好きな食べ物や好きだった教科などの質問があり、トークショーは楽しく盛り上がった。
　この日の開会式で、富岡市長は「高崎をスポーツが盛んなまちにしていきましょう」と話し、スポーツ施設の充実やオリンピックのキャンプ誘致をはじめとするスポーツ振興に力を入れていく考えを示した。